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「スピン軌道強結合伝導系におけるサイエンスの新展開」へようこそ!


スピン自由度を介した物性制御は,固体物理の様々な分野に共通する根源的課題です.スピン軌道結合の強い物質では,電子への磁場効果あるいは各電子スピンの周囲への影響が巨大化されます.スピン軌道強結合伝導体の代表例として知られるビスマスは古くから研究されてきましたが,近年の様々な物性計測・極限環境・微細化技術および理論の発展によって,この物質に関連した新しいサイエンスが幅広い分野で展開されています.

本ワークショップは,ビスマスやIV-VI族半導体など,基礎物性のよく知られている物質を用いて新しいサイエンスを展開している各分野の先端研究者が一堂に会して議論を行い,スピン軌道強結合伝導体の物理に関して,総合的かつ根源的な理解を深めることを目的としています.同時に,強いスピン軌道結合を持つ新しい伝導系物質におけるサイエンスの展開についても情報を共有し,今後の発展の方向性を議論したいと考えています.

本ワークショップで中心とするテーマは,トポロジカル絶縁体やトポロジカル半金属などとの関連からも注目され,現在国際的に活発な研究が展開されています.バルク物性,表面物性,スピントロニクスなど,多分野にわたるテーマを集約する場として,本ワークショップが少しでもみなさんのお力になることができましたら幸いです.




提案者
徳永将史(代表,東大・物性研)
広井善二(東大・物性研)
松田巌(東大・物性研)
伏屋雄紀(電通大・基盤理工)

bismuth



Supported by

東京大学 物性研究所
国際超強磁場科学研究施設








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